
八丈島の旅 2008 4月23日 Vol.1

昨日は、某サーフボード・メーカーの合同Meetingで千葉・一宮まで行き、SHOPに着い
たのはすでに日が暮れた夕方。残された仕事を片付け、荷造り梱包開始。明日、早朝より
、八丈島への旅が始まる。とにかく、忙しいヘトヘトの長い1日だった。
23日(水)朝、6:30amに家を出て、朝の通勤ラッシュの環八を羽田空港へ向かった。
GW前の貴重な休日でもあるが、今回の目的は、PIPELINE SURFBOARDSのオーナーで
ある坂本氏の所へMeetingも兼ねた出張と言う題目。そして、できる限り、坂本氏と一緒に
海へ入り、サーフィンをすると言う楽しみな旅でもある。1時間半の渋滞にハマリ、寝不足
状態でサーフボード3本入りの大きなケースを抱え、搭乗手続き。そして、私を乗せた飛行
機は何とか無事に離陸した。
思い出せば、搭乗開始20分前に、携帯電話が鳴った。坂本氏からの電話である。「波があるから、海に入っているので、
知人に頼んで、貴方を空港まで迎えに行かせるから、八丈に着いたら、そのままPOINTまで来るように」との事だった。私
は、着いたら直ぐに海に入らないといけないと思い、少しでも、着陸までの間に睡眠を取ろうと考えた。
なぜか旅と言うと、必ず主翼の横の窓側の席が多い。今回も二人掛けのシートに1人窓側。機内を見ると、サーファーは、
私1人。あとは女の子3人の旅行者が1組。そして、お爺ちゃん達の慰安旅行の団体と、あとはどう見ても島の住民の方々
のようだった。離陸して、やっとシートベルトのランプが消え、窓から見える景色は雲の上、寝不足のせいか、雲に反射す
る太陽の光が眩しい。隣りの空席に足を伸ばし爆睡しようと思ったら、「当機は、この後、10分で着陸態勢に入ります」と
機内アナウンスが入る。離陸後、30分で到着? 軌道修正に入った飛行機の窓から八丈島がうっすらと見えた。聞いて
いた通り、神秘的な印象に見えたが、よく見ると、子供の時にTVで見た「ひょっこり、ひょうたん島」に見え、八丈富士を見
れば、「モスラの島」にも見えてしまい、何故か微笑みが出てしまった。 ローカルの方々をバカにしているように聞こえる
が、少し緊張感がほぐれ、やっと自分に戻れるような安心感が、込み上げて来た証拠でもある。やはり、サーフィンと旅は、
いつも私を子供心にしてくれる。

この数年、知人のサーファーである何人かが八丈島に旅行に行き、土産話は聞いていた。「あの島は神秘的で神がいる」とは
聞かされていた。そして、10年以上、いや、もっと昔から、PIPELINEの坂本氏が住んでいる事も知っていた。 そして、ほとんど
の人が口を揃えて、坂本氏には失礼にあたる言葉かも知れないが、「坂本さんは、八丈島で仙人のような風貌で、毎日海に入
っている」と、みんなが語るのも事実であった。今、私はその島に訪れ、坂本氏に会いに来たのである。 坂本氏と仕事を始め
て4〜5年目である。それまで、何回も坂本氏には、八丈島に来るように誘われていたが、なかなか行く機会が作れなかった。
そして、去年よりサーフボードの再リリースの準備が始まり、やっと、八丈島に訪れるチャンスが来たのである。
ここ数年、国内の旅で飛行機に乗ったが、今回の「八丈島行き」のフライト・アテンダーの1人は、まるでTVのドラマに出て来る
女優さんのように綺麗な女性だった。BLOGの為にツーショットでも撮れれば良かったが、さすがに、この歳になるとできない。
離島の小さい空港は、すべてがコンパクトであり乗客の数も少なく、混雑も無い。オバール型のベルトコンベアーに流れて来
た荷物は、私のサーフボードと、数人のトラベルケースが5個くらい。 皆、ほとんどが手荷物のみであった。
さて、坂本氏の知人のNさんを見つけないとならなかった。ローカルの人となると、少し怖い気もする。出口からサーフボードを
持って出て来るのは私だけ。サーファーの直感か、Nさんとは、何となく目が合った。 「Nさんですか?、こんにちは、宜しくお
願いします。」
身体が大きく、短髪にサングラス。ペンキだらけの作業用Tシャツ。 初対面のNさんは、どう
見ても、怖い印象であったが、坂本氏の島の知人と聞いていたので安心はできた。まだ、新
しい軽トラの荷台にサーフボードを積み、坂本氏の待つPOINTまでのドライブが始まった。
空港から出た瞬間、風が運ぶ空気の違いを感じる。空は真っ青に晴れ渡り、羽田より暖か
い。Nさんは、ここ数年に渡り、坂本氏にサーフィンを教えてもらっていると語る。サングラス
を取ったNさんは、凄く優しいサーファーの目をしていた。
いろんな土地に旅をして出会うサーファーは皆、澄んだ綺麗な目をしている。特に環境の良
い島や、人里離れたシークレットみたいな自然の多い綺麗な所に住む人ほど・・・・・・
空港がある島の中心の町から、山を越え、坂本氏の住むサーフィンのPOINTがある末吉と
言う場所まで、私は、車の窓から綺麗な空気を吸い、風で揺れるヤシの木を眺め、Nさんの
島案内を楽しく聞きながら「東京都亜熱帯区 八丈島」に着いた事を喜んでいた。



東京から着てきた薄手の合皮のライダー
ジャケットなど着ていられない暖かさ。気温
は20℃は越しているだろう。日差しも強い。
途中通過する小さな村の交差点で今も現役
で仕事を続ける昭和のPOST。どこが郵政民
営化なのであろう? この島には関係無い。
写真の廃墟は、カイザーと言うポイントの手
前の石段の上にあった。昔、誰かかが住ん
でいたのであろう。もし、大金があれば、ここ
ビーチハウスでも建てたい場所である。